20世紀からおみやげ。ー近現代美術のたのしみ
2022年2月5日 〜 2022年3月27日
和歌山県立近代美術館
所在地:和歌山県和歌山市吹上1-4-14
20世紀ほど、「世紀」という単位を私たちに意識させる時代はないかもしれません。短く要約することが不可能に感じられるほど多事であった、1901年から2000年までの100年間には、2度の世界大戦があり、
政治も大きく動きました。経済的には国際競争が激しくなり、国境を越える規模の恐慌により、日本も大きな影響を受けました。
生活のレベルでも、19世紀の産業革命でなされた多くの発明が普及、あるいは発展し、それ以前のどの時代よりも多くの変化がかつてない速さで起こりました。それらの変化は同時代の美術にも反映されています。和歌山県立近代美術館が研究・収集の対象としている近代美術・現代美術作品が生み出されたのは、このような時代でした。
その時代のさなかにあってはわかりにくい、難しいと感じられたこともまた20 世紀美術の楽しみとなるように、作品に反映された100年の歴史、新しい素材や新しい技術が表現にもたらした変化、教育による美術の普及などのなかから、いくつかの視点を提案します。21世紀のはじまりに生まれた人も、20歳を越え、新しい世紀のはじめから少し時間を経たいま、美術作品を20 世紀の人々が残してくれたおみやげとして見直してみましょう。
会 期: 2022年2月5日(土)~3月27日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休 館 日:月曜日(ただし、3月21日(月)は春分の日のため開館し、翌日休館)
主 催:和歌山県立近代美術館
観覧料
一般520(410)円、大学生300(260)円 ( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
※2月26日、3月26日(毎月第4土曜日)は「紀陽文化財団の日」として、大学生無料
※2月6日、3月6日(毎月第1日曜日)は無料
■関連事業
スライドレクチャー 2月26日(土)、3月26日(土)14:00~
2階ホールにて、聴講無料
こども美術館部(小学生を対象とした作品鑑賞会) 2月12日(土)、13日(日)11:00~(60分程度)
2 階展示室にて
テーマ:おみやげはもらったりあげたり
※要観覧券。定員6 名。事前に参加申し込みが必要です。
申込方法など詳細は和歌山県立近代美術館ウェブサイトでお知らせいたします。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内容の変更、事業の中止を行う場合があります。
最新の情報は和歌山県立近代美術館ウェブサイトなどでお知らせいたしますので、ご確認の上ご来館ください。
和歌山県立近代美術館
〒640-8137
和歌山市吹上1-4-14