【 spring 】cumonos 企画展
2025年3月15日 〜 2025年3月30日
クモノス(cumonos) 3F uwanosora
場所:大阪府大阪市鶴見区今津南3-1-14
TEL:070-8409-6243
このたびcumonosでは、【spring】と題して、宮原 寛、大和 将太郎、オカモトミナミ、山本 駿平の四名の若手作家を招いて展覧会を開催いたします。
宮原 寛さんは大学院へ在学しながらcumonosでも個展を開催し、「絵画」という造形行為によって自身がものごとを見るときに意味や状況以前に捉えられた感覚を表現してきました。編集されたモノクロの画像を描くきっかけとしながら、キャンバスや紙に数色の絵具を置いては拭き取る行為を繰り返して画面は作られていきます。描かれた光景は色彩がある輪郭をなぞるようであったり、痕跡を残すようであったりと、なんらかの存在を感じられながらも抽象的な態度で現われます。
大和 将太郎さんは記憶を元にして繰り返すドローイングによって次第に変容するさま、朧気となっていく記憶の変遷、描く過程で溶け滲んでいくことで物理的にも変化していく有り様を重ねながら、淡く柔らかな色彩で描き出していきます。cumonosで初めての展示となる今回は、これまでとは異なる手法によって表現を進めます。
オカモトミナミさんは、自身の思い出や記憶、その中にある感情、日々の身の回りの人々やモノとのかかわりから感じていた温かさやワクワクなど、捉えきれなくなった感覚を可視化することを試みながら制作を続けています。描かれるイメージは、植物や建築物や日常の見慣れた事物の残像を辿るようにペンや筆が走り徐々に記号的なものや抽象的な形となりながら心象風景として描き出されていきます。オカモトさんはcumonosでは初めての展示となります。
山本 駿平さんは今年度で大学の卒業を控えながら精力的に展覧会活動を行いcumonosでも個展を開催しています。映画、アニメ、小説、漫画など自身が接してきた様々な物語が記憶の中で薄れたり組み合わさったりして、自身の記憶や体験から変異した曖昧なイメージを起点にどこか非現実的な世界を描いてきました。そう
して生まれた絵画は、巡り巡ってあらゆる時代や場所や世界である余地を感じさせるものとなり、新たな物語を想起させることを目指しています。
それぞれに3月で大学・大学院を修了するものや現在大学院で研究中であり、この春から先の新たなステージに向けての活躍を期待される作家たちです。湧き出るイメージをキャンバスで芽吹かせるように制作された作品がきっと不意の出会いをもたらしてくれるでしょう。ぜひご高覧頂けましたら幸いです。 /cumonos
spring (スプリング):春 思春期 跳躍 ばね 泉 源泉 跳ねる 突然現れる など
企画展【 spring 】
出展作家:
宮原 寛、大和 将太郎、オカモトミナミ、山本 駿平(順不同)
会 期: 2025年3月15日(土)~3月30日(日)
時 間: 13:00-19:00
休 廊: 火・水・木曜日
会 場: クモノス(cumonos)
3F uwanosora
大阪市鶴見区今津南3-1-14
入 場 無 料