浜田市世界こども美術館「数学 × アート」コンテスト入選作品展示
2023年3月15日 〜 2023年3月26日
浜田市世界こども美術館
場所:島根県浜田市野原町859-1
可能性は無限大∞ 敷きつめ図形パズルの魅力
STEAM教育をご存じですか? 文部科学省でも推進されている、文系と理系の枠組みを超えて学ぶ教育スタイルです。日本テセレーションデザイン協会が考案したT3パズルは、STEAM教育のS・T・E・A・M 五要素のうち「A」アートと「M」数学に基づいています。
製品版のパズルの一つのピースは1辺約3センチの正三角形。各ピースは2色に塗り分けられています。ピースには裏面にも、表面と上下逆の色の組み合わせで彩られています。「どの頂点を上にするか、の3通り」×「裏表の2通り」で1個につき6通りの並べ方があります。
つまり6個で正六角形を作れば6の6乗で4万6656通りの模様ができることになります。
78ピースの製品版パズルの場合、その組み合わせでできる約10の60乗通り!
また、協会HPからは無料のT3パズルのアプリも利用できます。
そんな膨大な模様の中から、一つの模様を作品として導き出します。ジグソーパズルのような決まった正解ではなく、「自ら正解を見立てる」パズルなのです。
冬休み期間中に開催された「T3初夢コンテスト」には200点を超える応募がありました。コンテスト参加者からは「シンプルだけど奥が深い」「家族全員で楽しんで作品作りができた」「絵心がなくてもアート作品が作れる」と好評でした。
今回はコンテストの入選作が一同に会します。小学生から60代まで、たくさんのピースを使った作品や、78ピース以下の作品など、入選作はどれも独創性にあふれています。
会場の浜田市世界こども美術館では、2003 年の『トリック × トリック~江戸の遊び絵 VS エッシャー展』 、 2019 年の『アートパズル展』に続き、本年の『つみき × パズル 展 』 にて 幣協会員 ・中村誠の敷きつめ模様のパズルを展示します。
ぜひご家族で「敷きつめ図形」の魅力に触れてください。ご来場お待ちしております。