大森博之× 宮山広明 二人展 ー後期の始まりー
2022年11月14日 〜 2022年11月26日
Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi (ヒデハルフカサクギャラリー六本木)
場所:東京都港区六本木7-8-9 深作眼科ビル1F・B1
TEL:03-5786-1505
FAX:03-5786-1506
この度、Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi では「 大森博之× 宮山広明 二人展 ー後期の始まりー 」を開催致します。
宮山さんは世界的に活躍する版画家として知られています。彼は世界を自由に行き来するのと同様に、自らのスタイルも自由に変化させて来ました。たいして大森さんは、ひたすら物質としての素材と自らの孤独な対話を続けてきた作家です。現代美術としての彫刻を独自のスタイルで確立した作家として知られています。
お二人は異なる世界に住む作家だと、今日では誰もが思うはずです。しかし、彼らは大学の同期であり、現代美術を志向するという出発点を共にした仲間でした。
宮山さんは、みずから現在の立ち位置を後期の始まりと意識していたとの事ですが期せずして大森さんも同じような気持ちでいたそうです。
今回の展覧会開催にあたり、宮山さんは、人生の岐路である闘病生活を経て、長いオデュセイアのような旅から帰り、今まで追い求めていた色も物語も捨て、新たに自分だけの家を立てようとしているようにも思えます。また、大森さんはひたすら素材との対話を続け、今まさに、今まで制作してきた塑像という間接的な素材から大理石という直接的な素材と向き合うことを始めています。
これまでの作品を見直しつつ、新たな展開を始めたお2 人のこれからの作品を示唆する作品群をぜひご高覧、ご高評をいただけたら作家ともども、私たち企画者にとっても幸いです。