2022年新宿・歌舞伎町アートスペース「デカメロン」年間スケジュール2022年のコンセプトは「細胞死(ネクローシス/アポトーシス)」 2021
2022年3月4日 〜 2022年12月31日
デカメロン
場所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-4 2F
TEL:03-6380-3990
FAX:03-6380-3622
細胞死とは細胞が活動する様々な局⾯で、外的要因により偶発的に⽣じる不可逆的な細胞障害がもたらす受動的な死の形式ネクローシス(壊死)と、アポトーシスという細胞⾃らの遺伝⼦発現によって⾃⼰を能動的に消去するプログラム細胞死の2つが存在します。
本年の展覧会はこの細胞死の解釈を(radicalに)⾶躍させることを⽬的としています。
それは、抗いようのない意思を意識し再認識する事、つまり我々も(が)地球にとっての細胞の⼀部もしくは養分としての機能を捉え直し、継続的な社会を形成する上での「apoptosis」としての働きを⾏うか、外的損傷を齎す「necrosis」を誘発する働きを⾏うかです。
20年はコロナウイルスの感染経路の⼤半が⾶沫感染であることが発表された事で他者とのコミュニケーション⽅法のあり⽅が⾒直された為に「⾔葉」(主に対話)を、21年ではコロナウイルスへの対応に各々が独⾃の⾒解と判断を下す機会が⾒受けられた事で、個⼈が社会や世界と対峙する上での「道徳や倫理」(主客の観点)を展覧会のコンセプトに据えてキュレーションを⾏ってまいりました。
そして、本年の試みは通底していた問題意識に対して1つの区切りをつけることでもあり、また新たな問題を浮かび上がらすこととなるでしょう。
是⾮とも各作家の展覧会をご⾼覧下さい。